南米を1ヵ月周遊してかかった費用の総額
南米を1か月周遊した場合、交通費、ツアー代、ホテル代などで総額いくらくらいかかるのでしょうか。2019年3月に友人と2人で南米(ペルー・ボリビア・チリ・アルゼンチン)を1か月周った際にかかった費用をまとめてみました。
■南米を1か月周った費用の総額
結論としては、南米1か月周遊の総費用は約35万円(往復の飛行機代除く)となりました。
往復の飛行機代を除いたのは、日本ではなく別の国から直接行き来していることや、マイルを利用していることから、あまり参考にならないと思ったからです。仮に日本から直接入出国していたら、50万円程度になっていたのではないかと思います。
なお、総費用の内訳は以下の通りです。
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●移動費(飛行機+長距離バス):約9万円
●ツアー関連費用:約8万円
●宿泊費:約6万円
●その他(食費等):約12万円
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それでは、ここから内訳別に見ていきましょう。
■移動費(飛行機+長距離バス):約9万円
この費目には、南米を移動するためにかかった費用(空港までのタクシー代等は除く)を集計しています。
移動ルートは以下の図のように、リマから入り、リマ⇒⇒クスコ≫≫プーノ≫≫ラパス≫≫ウユニ≫≫カラマ⇒⇒サンティアゴ⇒⇒プンタアレーナス≫≫プエルトナタレス≫≫エルカラファテ⇒⇒イグアス⇒⇒ブエノスアイレスと移動、ブエノスアイレスから出るルートを取りました。(⇒⇒は飛行機、≫≫はバス)
飛行機:約7万円
飛行機代の内訳は、リマ→クスコ7千円、ラパス→ウユニ1万6千円、カラマ→サンティアゴ7千円、サンティアゴ→プンタアレーナス3千円、エルカラファテ→イグアス3万円、イグアス→ブエノスアイレス8千円でした。
こう見るとエルカラファテーイグアス間(ブエノスアイレス経由)が突出していますね。予約する時期にもよると思いますが、パタゴニア地方に行かれる方はこれぐらいの出費は覚悟しておいた方がいいかもしれません。
ラパスーウユニ間も航空会社が寡占なためなのか、少し割高な印象です。バスも通っているので、時間がある方はそちらの方が安くつくかと思います。
なお、航空券は出発2か月前にまとめて予約しました。航空券は予約する時期によって価格の差が大きくでる場合がありますので、できるだけ早めに予約することをおすすめします。 また、LCCなどで受託手荷物が含まれていない場合、追加で料金が発生するおそれがあるので、予約する際には注意が必要です。
バス:約2万円
バスの総額は約2万円でした。バス会社や路線によっても異なりますが、大体2千円~4千円程度といったところでしょうか。
■ツアー関連費用:約7万円
ツアー関連費用の主な内訳は以下の通りです。
- クスコ観光ツアー(計2回):9千円
- マチュピチュ遺跡+ワイナピチュ山(往復の交通費等含む):2万円
- ウユニ塩湖ツアー(デイツアー、サンセット、サンライズ計3回):9千円
- パイネ国立公園バスツアー(入場料含む):1万円
- ペリトモレノ氷河ミニトレッキングツアー(入場料含む):1万5千円
- イグアス国立公園アドベンチャーツアー(入場料含む):6千円
- ウルグアイ日帰りツアー:7千円
マチュピチュ遺跡は、クスコからの往復(Perurail)で1万1千円、マチュピチュ村からのバス往復3千円、ワイナピチュ山とマチュピチュ遺跡の入場料7千円により合計金額が高くなっています。
なお、上記のうち事前にネット予約したものは、「2.マチュピチュ」と「5.ペリトモレノ」だけで、その他は町に到着後にツアー会社等で予約しました。
■宿泊費:約6万円
宿泊費の総額は約6万円でした。今回は友人と二人で旅をしたので、基本的にはツインベッドの部屋を割り勘する形にしています。
全部で26泊したので、一泊平均は2,200円となっています。
前半のペルー・ボリビアは13泊の平均が1,500円程度だったのですが、後半のチリ・アルゼンチンの13泊の平均は3,000円と、なんと倍増しています。
後半少し贅沢をしてしまった感もありますが、物価の影響も大きいと思います。
■その他(食費等):約12万円
その他費用は細かく集計していないので何とも言えないのですが、食費が大部分を占めるのではないかと思います。友人と二人でほぼ毎日外食していたので、少し使いすぎてしまったかなという印象です。
■まとめ
このように、私の場合は南米を一か月周遊するのにかかった総費用は35万円となりました。周るルート、泊まる場所のグレード、外食するか自炊するかなどによって変わってくるとは思いますが、一つの参考になればと思います。